Q1_PUN_Interview_HERO_1920x870.jpgquake-product-imageQuake
2022年5月31日

Nods to Mods インタビュー: 「The Punishment Due」

quake-product-image

Quake

Buy Game

「Nods to Mods」へようこそ。この企画では、コミュニティのクリエーターから開発秘話を伺います。今回はオリジナル版がコミュニティサイトで去年リリースされたばかりのアドオン「The Punishment Due」についてお届け。

『Quake』新版に対応するためにMOD「Copper」を使用しており、5種類のステージを無料で楽しめるアドオンです。

過去の「Nods to Mods」では、新版で配信中の「Copper」と「Underdark Overbright」の制作者であるLunaranとScampieにインタビューを行っています。そちらも併せてご覧ください。

前置きはここまで。JuzleyとFairweatherをインタビューにお迎えしましょう!

SC:自己紹介をお願いします! ご自身のことについて教えてください。

Juzley:Julianです。もうすぐ40歳になるソフトウェアエンジニアで、イギリスのロンドン郊外在住です。

Fairweather:Lainです。年は20代前半で、オーストラリアのニューサウスウェールズ州在住です。趣味は『Quake』のMOD制作と可愛い羊の写真集めです。

SC:『Quake』のMODとステージ制作を始めてからどれくらいになりますか?**

Juzley:『Quake』が発売されたときは夢中で遊びましたが、何かを作るようなことはしませんでした。ですが2000年に入ったころ、『Quake 3』のMODやマップの制作に関わるようになったんです。2020年の初めごろ、たまたま『Quake 3』のマップ制作コミュニティで会った人たちが今も『Quake』のマップを作っていることを知って、それから初代『Quake』のコンテンツ作りにハマっていきました。なので2年ぐらいということになるでしょうか。

Fairweather:2019年の初めにYouTubeでCustom Gamerの動画を一通り見たのですが、そこでは『Quake』という昔のゲームで美しいマップをデザインすることについてプロの目線で語られていて、それがきっかけになりました。それからはMOD制作にも、そのコミュニティにも夢中ですね。

SC:2021年にオリジナルがリリースされたばかりのアドオンを紹介できて光栄です!最近の『Quake』のMOD制作シーンについてコメントをいただけますか?

Juzley:個人的には、小さい子供が2人いて、仕事も忙しいので、なかなかコミュニティに参加する時間がとれませんが、かなり盛り上がっています。『Quake』のマップ制作コミュニティのDiscordではマップについて活発に議論されていますし、特定の配信者やMODなどの『Quake』コンテンツにフォーカスした小規模なDiscordもたくさんあります。他にも、Terrafusion(元々はIRCの#terrafusion)やfunc_msgboardなど、20年以上の歴史があるコミュニティがあります。

SC:このエピソード形式アドオンでは主に何からインスピレーションを得ましたか?

Juzley:大きく触発されたのは「Underdark Overbright」でした。オリジナルの『Quake』らしさと新しさを完璧なバランスで両立していて、とても感動しました。加える要素はかつての『Quake』のステージの雰囲気から逸脱しすぎないようにしつつ、オリジナルのエンカウントデザインやレイアウトを取り入れるなど、同じバランスを目指しました。

SC:お二人はどのようにステージをデザインしていますか?

Juzley:かなり適当です!使いたいシステム、エンカウント、レイアウトのアイデアがあるかも程度で、ほとんど行き当たりばったりです。エリアの制作から初めて、そこに要素を追加した後、満足するまで調整する感じですね。

Fairweather:私も行き当たりばったりという意味では、Juzleyとかなり似ています。エリアを用意して、パーツひとつひとつを加えて全体の完成度を高めます。ですが、今回のエピソードの場合は、私が綿密にデザインしたアリーナを5つ作ってから、Juzleyがそれらをつなぎ合わせる面倒な仕事を引き受けてくれました。

SC:このプロジェクトでMOD「Copper」を使うことにした理由を聞かせてください。また、思い描いたことを形にするためにCopperにどのような工夫をしましたか?

Juzley:あのMODにはマップ制作に必要なツールが全て入っているので、マップ制作者にとっては非常にありがたいです。Copperには何も変更は加えていませんが、いくつかのバグを見つけたところ、Lunaranがしっかり修正してくれました。

SC:このアドオン制作には、どんなツールソフトを使いましたか?

Juzley:Trenchbroomとマップ制作用の音楽ツールだけです。音楽には「FL Studio」を使いました。

SC:今回のアドオンで使われているオリジナルの音楽やサウンドについて聞かせてください。

Juzley:私はデジタル音楽を作曲した経験があまりないので、なんとなく『Quake』っぽい音が出るまで音楽ソフトのダイヤルをいじりました。曲のブラッシュアップやバリエーションの追加にもっと時間をかけたかったんですが…スタートマップの制作に取り掛かるころには作曲で燃え尽きてしまっていました。そこに関しては、溢れんばかりの才能で手助けしてくれたAlekswithakに心から感謝しています。サウンドについてはオリジナルのものは多くなく、主にMarkieMusicのサウンドパックから、さまざまな環境音に使わせてもらっています。

SC:『Quake』コミュニティで好きなMOD制作者またはMOD制作チーム、そして彼(ら)が制作したお気に入りのMODを教えてください。

Juzley:もう何度言ったかわかりませんが、やっぱり「Copper」と「Underdark Overbright」ですね!それ以外だとパッと思いつくのが難しいですが、ベースマップが大好きな身としてはMOD「Alkaline」の大ファンです。このMOD用にHardcoreMazuが手掛けたマップは特に素晴らしく、とても楽しませてもらっています。

Fairweather:私としては「SMEJ」と「SMEJ2」、そしてその開発チームを推したいですね。圧倒的な大型ステージと常識にとらわれないデザインで、フィンランドコミュニティの大きさを物語るMODだと思います。

SC:その他に感謝を伝えたい人はいますか?この機会にぜひお願いします。

Juzley:MODのプレイテストを手伝ってくれた「Dwell」チーム、そして、Quaddictedで「The Punishment Due」について素晴らしいコメントをしてくれた全ての方々に感謝します。

Fairweather:MOD「Dwell」に携わった仲間に感謝を。今もマップ制作を続けられているのは皆さんのおかげです!

Joshua.Boyle.4.Author.379x392.jpg

Joshua Boyle

Senior Community Manager