Add-On_Scientist_N2M_HERO_1920x870.pngDOOM-93_Bnet_1200x1476-01.jpgDOOM + DOOM II
2023年8月10日

Nods to Mods インタビュー:「Scientist」

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DOOM

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『DOOM』を新たな角度から掘り下げる、Nods to Modsへようこそ。コミュニティクリエイターたちとともに、その制作過程を詳しく見ていきましょう! 今回は単独での活動としては初登場となるRoland van der Veldenにお話を伺いました! 兄弟であるThomas van der Veldenのアドオン、 Revolution!Harmony(Rolandはいくつかのスプラッシュ画面を担当していました)をまだ未体験の方は、ぜひその目でお確かめください。

着々とアドオンのコレクションが増えています!

Scientistは再リリース版の『DOOM (1993)』および『DOOM II』用に作られたトータルコンバージョン・アドオンです。20ステージから成るこのアドオンでは、新しいゲーム内武器、テクスチャ、敵、音楽、効果音を無料でお楽しみいただけます!これらの素晴らしいコミュニティ作成コンテンツには、ゲーム内のアドオンメニューから簡単にアクセスできることをお忘れなく。「DOOM」のMODコミュニティで最もクリエイティブなコンテンツにあっという間に移動できます!

Slayers Club:「Scientist」のトータルコンバージョンのルーツについて、その中心となるインスピレーションはどこから来たのでしょうか?

Roland van der Velden:トータルコンバージョンを作るつもりで着手したのではなく、たまたまそうなったんです。90年代に私たち兄弟は、486搭載の家庭用PCで『DOOM』と『DOOM II』を取りつかれたようにプレイしていました。10代だった私たちはエディターが入ったフロッピーディスクを入手して、独自のマップ作りを始めました。たとえそれが出口のないただの四角い部屋でも、自ら3D世界を創造してその中を動き回れることに大変感動したことを覚えています。マップを作れば作るほど、より面白くまた複雑になっていきました。

2002年に、自分のベストマップを集めて作品集にすることを決めました。漠然としたストーリーのアイデアをマップと緩く結びつけて、オンラインの「DOOM」コミュニティで共有したんです。その反応がとても好評だったので、さらにマップを作って物語を厚くしたいという気になったんです。

SC:2002年にまず「Scientist」を11マップのパックとして発表し、2005年に9つの追加マップ、新しいテクスチャ、スプライト、武器を追加し、20ステージの体験として構築して(「Scientist 2」という名で)再発表しましたね。後になってから再び取り組んでこれらのコンテンツを加えることになったきっかけは?

RVDV:2002年まで、私の作品を見たことがあるのは兄弟と数名の友人だけでした。オンラインで公開してみたら、他の「DOOM」ファンも本当に楽しんでくれていて、それでさらにマップを作りたくなったんです。全く新しいプロジェクトを始めることもできたのですが、MOD愛好家に既に知られているものを拡大するほうが簡単だろうと考えました。

SC:このトータルコンバージョン・アドオンの完成までにどれくらいの時間がかかりましたか? 制作は一人で?

RVDV:マップ1~11は、1998年から2002年にかけて作ったものです。マップ12~32は2002年から2005年にかけてですね。2023年に数ヶ月間をかけてMODをアップデートして、今のアドオンの形になりました。

最初の2つのバージョンは私が一人で作り、Ocean’s Edgeの楽曲が3つ入っています。大半の作業は、大学生だった頃の空き時間に行いました。友人のPietという同級生がバンドに入っていて、それがOcean’s Edgeでした。彼らの曲をいくつかMIDIに変換してMODに入れたら格好いいんじゃないかって考えたんです。MODをオンライン「DOOM」コミュニティで共有した時は、せいぜい数十人がプレイしてくれて、それでおしまいだろうと思っていました。

17年後、MODを取り上げてもいいかってKevin Cloudから連絡がありました。そんな機会が得られるなんて光栄だと感じましたが、17年前に趣味で作ったプロジェクトを、大勢のユーザーに向けて公式に公開しても大丈夫なんだろうかという心配もありました。

MODを一通りプレイし直してみて、当時作ったテクスチャや武器のグラフィックの多くが古臭くなっていることに気づきました。私のアートスキルもあのときから向上しているので、昔のものを見るとちょっとゾッとすることがあるんです。幸い、古いMODを今回公開しても耐えられる形にするため、Thomasが手伝ってくれました。テクスチャの再構築、新しいインターミッションスクリーン、ステータスバー、武器のグラフィック、その他、MODをより高いレベルに押し上げる様々な要素に関して、彼は素晴らしい仕事をしてくれました。Pietとは今でも友人で、今回のリリース用に全曲を喜んでリマスターしてくれました。みんなが大いに頑張ってくれたおかげで、このMODは取り上げられるだけの価値あるものになったと自信を持って言えます。

SC:素晴らしい新武器やテクスチャはどのようにして作ったのでしょうか?

RVDV:グラフィックは80年代のレトロなシンセウェーブのスタイルを用いたので、レーザーグリッド、スキャンライン、ネオンライトなどがたっぷり含まれています。金属的なフォントもロゴに用いました。『ロボコップ』のオムニ社みたいに、80年代のSF映画に登場する悪徳企業のような感じが欲しかったんです。しかもそれは悪魔的なシンボルとしても機能する必要がありました。マップビルダーでシンボルを再現できるように、直線だけを用いました。

カコデーモンは「DOOM」で最も象徴的なモンスターです。その姿を見れば誰でも「DOOM」を思い浮かべます。「Scientist」にも同じように象徴的なモンスターが欲しかったので、「Scidemon」を作りました。プラスチック製のドクロの眼と鼻の穴を「Scientist」のロゴに置き換え、自在に形を変えられる蛇のオモチャを腕として加えました。

2005年のリリースでは、通常の「Scientist」のグラフィックをラスボスに再利用しました。最終リリースでは、これがパワーアップした「Scientist」であることをプレイヤーが瞬時に見てわかるようにしたかったんです。ビデオゲームの中にしか存在し得ない、格好いいと同時に滑稽な見た目にね。GIジョーのフィギュアとサソリのオモチャを組み合わせて、「Sciscorpion」を作りました。

モデルを完成させてから、異なる角度になるように様々なポーズで写真を撮りました。それからその画像を使ってスプライトを作り、ゲームに加えました。

SC:コミュニティが作ったトータルコンバージョンの中で、あなたのお気に入りは?

RVDV:最新プロジェクトについては詳しくないので、「Scientist」を作っていた頃にプレイしていた古い作品をいくつか紹介します。The Alpha Dog Allianceの「Strain」(1997年)と、Martin Aalen Hunsagerの「Alien Vendetta」(2002年)です。

SC:他に何か伝えたいことはありますか? 今が絶好の機会ですよ…

RVDV:「Scientist」、あるいは私のもう1つの「DOOM」プロジェクトの「Delaweare」について詳細を知りたい方は、私のウェブサイト spaceisgreen.com をご覧ください。「DOOM」関連以外のアートもそこにあります。Thomasの「Revolution!」と「Harmony」の詳細は rabotik.com をご覧ください。MIDI以外のフォーマットで曲をお聴きになりたい方は、 oceansedge.nl へどうぞ。

この素晴らしい機会と「Scientist」を取り上げてくれたことに関して、Kevin Cloud、Mike Rubits、そして(id Softwareの)皆さんに心から感謝します!

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Joshua Boyle

Senior Community Manager