
The Elder Scrolls V: Skyrim
今月のMOD開発者: SkaerKrow
The Elder Scrolls V: Skyrim
コンソールの熱心なMOD開発者であるSkaerKrowのミニ拡張コンテンツには、様々なプレイスタイルをサポートしてくれる新たなシステム、装備、ロケーション、クリエイティブな仲間が多く含まれています。他の制作者と比較して厳しい制限の中で作業を行なっているにもかかわらず、SkaerKrowのMODは多様性に飛んでいます。規模の大きなものになると、選択肢に富み、独特のスキルやアイテム、メンバーなどを擁する新たなグループが登場することもあります。
今月はSkaerKrowを招待し、彼のデザインプロセスについてお話を聞きました。また、今月のハロウィーンをテーマにしたMOD特集でも、SkaerKrowのPlayStation®4とXbox One用の『Skyrim Special Edition』MOD「Vampire Knights」をピックアップしています!
プロジェクトを始める時は、大きいテーマと個別の構成要素のどちらから先に手を付けますか?
MODのプロジェクトを始める時は、ゲームの完全拡張版を作成していると考えます。まずはテーマやシステムのコンセプトを決めて、そのプロジェクトと合うような新しいアイデアを重ねていく感じです。「Vampire Knights」は、テーマに合ったヘビーアーマーをゲームに追加するという小さな目標から始まったのですが、やがてタムリエルの過去についての私の解釈を元に生まれた2つの吸血鬼の同盟を追究していくというものへと変化していきました。
「Sylvan Spirits」は、ワールドに巨大なスプリガンを足すための肩慣らし的な作業でしたが、最終的には新たな動物種、ミニボス、オブジェクトの作成、そして元素をテーマにした多くの仲間が登場することになりました。その一方で、「Path Stalkers」と「Wolf Blooded」は最初から広い視野を持って始められ、どちらもプレイヤーがゲームと向き合う新たな方法を提供するために作られたシステムが組み込まれました(「Path Stalkers」では動物のお供とともに戦うレンジャー、「Wolf Blooded」では盗賊となることができます)。

MOD開発で何が一番好きですか?
MOD開発の一番好きなところは、想像力をかき立てるロアのオリジナル要素や、ゲームを新たな方法でプレイする機会を生み出す新たなシステムなどを通じて、ドヴァーキンの新たな物語を作るための道具をプレイヤーに与えられる点です。また、ベテランのプレイヤーにも、最近『Skyrim』を始めたばかりというプレイヤーにも、同じようにゲームを楽しんでいただける機会を提供できるというのも気に入っています。新しい何かを発見したり、何百時間もプレイしたはずのお馴染みのワールドが、未だにサプライズを残しているというワクワク感がたまりません。だからこそ、プレイヤーが『Skyrim』の他のコンテンツと違和感なく楽しめるように、ゲームのビジュアルと雰囲気に沿ったMODを開発するように心掛けています。

あなたのMODには、念入りに背景が作りこまれたさまざまな仲間が登場しますね。どのようなことを心がけてデザインしているのですか?
私は子供の頃からキャラクターを作っていました。幼い頃は、友だちと一緒になってお昼休みの時間に色んな英雄や恐ろしい悪人が登場する世界の物語を空想していました。成長すると、テーブルトークRPGにハマり、クリエイティブな情熱を注いできました。今でも新しいRPGのビデオゲームを始めると、既存のストーリーの枠に留まらずに自分のキャラクターがどのような人物なのかについて考えてしまいます。
私のMODに登場する仲間たちは、様々な影響を受けて生まれました。大昔に作ったキャラクターからインスピレーションを受けたもの、MODの背景を開発する際に生まれたもの、テーマを強化するための追加要素として誕生したものなど様々です。アイデアがゲームの中で動くのをすごく楽しんでくれるので、妻のRPGキャラを元に仲間を作ることもあります。
新しい仲間を作る際は、ストーリーとシステムの独自性に重点を置いています。私にとって仲間とは、プレイヤーが『Skyrim』のプレイをカスタマイズする一番手軽な方法だと思っています。プレイヤーはそれぞれのドラゴンボーンにまつわる話を考えたり、そのアイデンティティを強めるためのお供を選んだりする傾向にあるようです。

新しいプロジェクトや大規模なアップデートの予定はありますか?
最近は「Vampire Knights」の続編MODとなり得る作品に着手しています。ゲームに吸血鬼をテーマとした錬金術を追加するものです。自分が過去に手掛けたMODのロアやコンセプトをピックアップし、ストーリーを進行させる内容となっています。作業台の新たなクラス、錬金術師の店、新たな巻物や薬、新しいNPC、そしてまだまとめ終わっていないものがいくつか含まれる予定です。「Grim Apothecary」という名前で、今年の終わりまでに公開予定です。他にも自分の既存MOD用にアップデートを作ることも考えているので、すべて完成させる時間を見つけなければなりません。

オススメしたいMODはありますか?
最近は『Skyrim』をプレイするよりもMOD開発に割く時間が多いので、他のクリエイターの作品にどっぷりつかる機会があまりありません。とはいえ、MODコミュニティ(特にPlayStation®4)の独創性には感心するばかりで、Cyan49、Julihah、Untitled_0110、UniSL、EasierRiderなどが公開したMODは楽しむことができました。
