
Fallout 4
Buy Game今月のMOD製作者:Ethnet and Arroganz
Fallout 4
Buy Gameスーパーミュータント、デスクロー、人造人間、レイダーなど、連邦に存在する脅威は実に多様です。
その中でも一際目を引くのは、『Fallout』シリーズの1作目から圧倒的な存在感を放っているフェラル・グールでしょう。しかし、何度も遭遇するものの、一部のプレイヤーは多少レベルアップすると、彼らをいとも簡単に始末してしまいます。うなり声とともに一心不乱に向かってくるフェラル・グールに数発銃弾を撃ち込み、アイテムを奪い、次に進んでしまうのです。
EthnetとArroganzによるMODチーム、Ethganz制作の「Feral Ghoul Expansion Pack(FGEP)」(Xbox、Nexus)は、『Fallout 4』にさまざまな新種のフェラル・グールを出現させます。足首を掴んで噛みついてくるFeral Crawler、近接武器を使いこなすFeral Slasher、巨大で頑丈な Feral Tank、放射能におかされ異臭を放つFeral Rotterなどが登場します。Feral Explodeとは距離を保って戦い、Feral Spitterの遠距離攻撃にも注意しましょう。今回はArroganzと共同作業を行なっているEthnetにこのMODやその制作過程についてインタビューを行いました。FGEPを追加して、グールのサファリで生態を観察し、戦いを挑みましょう。
『Fallout』においてグールの存在感を高めたいと考えたのはなぜですか?
2015年に『Fallout 4』の1周目をクリアしてすぐに、フェラル・グールがこの作品においてそのポテンシャルを最大限に発揮できていないと感じました。彼らと遭遇する場面が、印象に残りにくかったのです。スーパーウルトラ・マーケットに初めて踏み込んだときの恐怖は今も忘れられません。辺りは死体だらけで、中には今にも飛び掛かってきそうなものもいました。だから私は脅威に遭遇しないように中を通り抜けました。ようやくたどり着いた奥の倉庫には素敵なご褒美があったのですが、その代わりに強敵が待ち受けているのだろうと思いました。しかし、終わって外に戻ってみると非常に物足りなさを感じたのです。グールはどれも、突進してきて、噛みついたり爪を立てたりを繰り返すという、ステレオタイプの獣に過ぎませんでした。このとき、何かを変える必要があると感じました。膨れ上がったり、しぼんだり、光ったりする変種だけでは、どうしても満足できませんでした。FGEPは、そのような経緯で生まれました。

特定のエリアにおける限定的なMOD制作に比べて、マップ全体に出現する敵キャラクターのMOD制作にはどのような苦労がありましたか?
FGEPの制作過程では確かに苦労もありましたし、リリースから1年が経った今も、その戦いは続いていると言えます。このような困難な仕事が待ち受けているとは思ってもみませんでした。ほとんどの作業は、クリエーションキット内で行なっています。不器用ですが、機能的なツールです。インターフェースは古く、起動には時間がかかり、クラッシュも多いですが、やる気さえあれば、これほど簡単にMODを作れるツールはありません。このように言うと新規のMOD制作者をこのソフトウェアから遠ざけてしまいそうですが、MOD制作を次のレベルに引き上げたいと考えている人には、このソフト以上にお勧めのものはありません。見た目の美しさを追求するものではありませんが、元のゲームにさまざまな手を加えることができる機能性が魅力です。コンコードの構造が気に入らないなら、取り除くこともできます。空いた空間にモールラットを配置することもできます。可能性は無限です! FGEPはダイナミックなMODにしようと考えました。私が作った変種を手動で配置するのではなく、ランダムで出現するようにしたかったのです。そのためには、レベルドリストとして知られる複雑なスポーンメソッドを使う必要がありました。非常に長く、壊れやすく、他のMOD制作者の作品とぶつかってしまうことも珍しくありませんでした。しかし、a_blind_manの素晴らしいインジェクションツールボックスのおかげで、本来の目的を果たしつつ、MODの互換性を高めることができました。
このエクスパンションパックの制作において最も楽しかったこと、ワクワクしたことは何ですか?
このMODのブレインストーミングはとても楽しめました。兄と話し合いながら、いろいろな面白いアイデアが生まれました。ほとんどは実現しませんでしたが。テストセッションでは自分が作ったもの1つ1つにまるで命が吹き込まれていくようで、満面の笑みがこぼれました。

FGEPでプレイヤーにどのように楽しんでもらいたいですか?
フェラル・グールとの戦いがより楽しくなることだけを願っています。戦略的な戦いをしてもらえると嬉しいですね。「酸を吐くフェラルがいるから、バット以外にも銃が必要だな」とか、「あのフェラルはデカいな、ヌカランチャーの出番だ!」というように。総合的にフェラルとの戦いの難易度は上がりますが、個人的には頭を使ってプレイすることに楽しさがあると考えています。

MOD制作を始めたきっかけは何ですか?
この騒動がいつ始まったか、ということですね。私が9才、兄が12才のときに、古いながら使い勝手のいいノートパソコンを手に入れました。それでゲームをやり始めました。初めてのPCゲーム体験はフラッシュゲームの類でした(『Plasma Burst』、『Bownmaster』など)。しかし、本当の意味でゲームの面白さに目覚めたきっかけは、『Gratuitous Space Battles』でした。大爆発があったり、大艦隊が登場したり、まさに私たちが求めていたものでした。後になって、それがMOD可能であることを知りました。MODについて勉強してみると、チームやシナリオ、武器などを自分の好きなようにカスタマイズできることが分かりました。「それって最高じゃん」と思いました。もう少し大きくなって、フォルダやアーカイブをドラッグ&ドロップできるようになると、兄にいろいろ教わり始めました。暇さえあれば『Half Life』や『Minecraft』、『Skyrim』などのMODを楽しんでいました。そこから自分でも作りたいという思いが湧き上がってきて、現在に至るという感じです。

お気に入りのMODやMOD制作者を教えてください。
難しい質問ですね。私はMODが大好きなので、ダウンロードしたお気に入りのMODは無数にあります。その中でもとくにお勧めしたいのは、連邦に『バイオハザード』のクリーチャーを登場させられるArroganz82’s mods,です。L00ping (Bethesda.net,Nexus)は、最高峰のグラフィックMODやホラー感を拡張するオーバーホールMODを制作しています。FX0x01は、ハイクオリティのモダン兵器とアニメーションでゲームプレイに魔法をかけてくれます。最後に、私がもっとも影響を受けたMODを紹介しないわけにはいきません。More Feral Ghouls: A Zombie Modは、数十種ものハイクオリティのフェラル・グールの変種が追加され、それぞれの戦いに個性が生まれます。1つ1つ精巧に作られたフェラル・グールは、元々あったものと見分けがつかないレベルに仕上がっています。ぜひ試してみてください。FGEPと組み合わせれば、究極のフェラル・グール体験ができるはずです。
